フランスオルガンの巨匠ミシェル・シャピュイ 天に召されました
2017年 11月 15日
ノートルダム聖堂、ベルサイュ宮殿王室礼拝堂オルガニストを歴任しフランス古典音楽を極め、そのまれに見る即興演奏は神がかり的といわざるを得ず、何時間にもわたりその音楽を惜しみなく、大伽藍の中で我々に聴かせてくれました。軽井沢のオルガンがフランス、クルトフォンテーヌのオーベルタン工房で完成したときの試奏をお願いし、工房の中をオルガンの音の渦で満たしてくれた事は今でも忘れられません。軽井沢に移設、お披露目の演奏を快く引き受けていただきました。日本にフランスの古典期のオルガンとフランスオルガン音楽を根付かせるため、山梨白根町のオーベルタンオルガン設置後、毎年10年間にわたりフランス古典オルガン音楽の講習会講師として来日した親日家です。即興の素晴らしさは来日した時に録音したCDでしか今となっては聴く事が出来ないのは残念なことです。